(偽本まつりのこと3)棚のこと

開催中の「きりえや書皮展・冬の偽本まつり2016-17」(12/9〜2017.2/8@ジュンク堂書店立川高島屋店)に関することをつらつらお知らせしていくシリーズです。

今回は書皮展示には欠かせない棚の話。

書皮展を始めたのは9年前。オリオン書房ノルテ店の、今はなきカフェラウンジで行った個展からです。

「本屋さんで個展をするなら、本にまつわるものをテーマにしよう」ということでオリジナルブックカバーを作ろうと思い立ちました。
通常本屋さんでもらえるようなさりげない、中身の邪魔をしないようなものはつまらない(あくまで自分が作る作品としては、ですよ)。
ここは真逆の、自己主張がありすぎる変なカバーばかり作ろう。
どうせなら、ばかみたいな数の種類を並べてみよう。
いろいろ夢は広がります。

けれども「ブックカバーを壁一面に展示して、そこからほしいものを自由に取ってもらう」形の展覧会など、僕の知る限り参考となる先例はなく、具体的な展示方法をどうするかは悩みました。
今よりさらにお金がなかった僕が出した答えは、市販のクリアホルダーを画鋲で壁に貼りまくってポケットにするというもので、これはなかなかうまくいき、同会場で行った最後の個展まで同じ方法が使われました。

2010orion(オリオン書房ノルテ店ラウンジ2010)

新しい会場となるジュンク堂書店立川高島屋店さんの壁は、白くてピカピカ、そして画鋲の打てない壁です。
これまでの方法ではポケットが作れないので、今回はスチレンボードにポケットを貼ったパネルを壁につけていく方法を取りました。
これまで使用してきた、一般でよく売られているクリアホルダーは多少乳白色ががかっていたため、中に入れた偽本の、特にあらすじなどの小さな文字が読みにくいという欠点がありました。この点も改善したかったので、今回始めてすべてのポケットの素材を高透明度クリアホルダーに統一しました。効果は絶大で、これでポケットに入った状態のままくだらないあらすじを思う存分読んでいただけるようになりました(笑)

nise2(現在展示中の壁)

はじめての方は戸惑われるかもしれませんが、会場ではお気に入りの書皮をポケットから抜き出して、裸の状態でレジまでお持ち下さい。
お店の皆さんはわかっていらっしゃいますので「なにこれ」という顔はしない、はずです(笑)
追加はマメに行いますので、残り一枚でも取るとき遠慮しないで下さいね。

お気に入りの一枚を、見つけてもらえたらうれしいです。
ご来場お待ちしています!

dmomotedmura

〈DATA〉

高木亮個展「きりえや書皮展・冬の偽本まつり」

概要:きりえ作品を元に作られた、ここでしか買えないオリジナルブックカバー(紙製)が集まる 展覧会「きりえや書皮展」。約4年ぶりの開催となります今回は、文学パロディ100種と新 シリーズの、映画原作本のふりをした名作映画パロディ書皮100種、合わせて200種 +αの書皮を2ヶ月に渡り展示、販売します。 (前期・後期で作品入れ替え予定) 。 カバーは全てお持ち帰り可(各一枚150円+税)。ポストカード他各種グッズ販売も。

同時開催:新刊きりえ画文集「ユメとバルーン 風吹く街で」(ビーナイス)ほか著作掲載きりえ原画展

協力:ビーナイス

期間:2016年12月9日(金)〜2017年2月8日(水)
午前10時〜午後9時
12月は無休
(年末年始の営業)
12/31~18時
1/1は休館
1/2~19時

会場:ジュンク堂立川高島屋店
〒190-8507
東京都立川市曙町2丁目39番3号 立川高島屋6階
042-512-9910

 (JR中央本線 / JR青梅線 / JR南武線 立川駅 徒歩3分
多摩都市モノレール線 立川北駅 徒歩1分)
http://honto.jp/store/detail_1570155_14HB320.html

 

 

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2016-12-21 | Posted in お知らせ, 展示No Comments » 

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