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2007.11.13
第三十回

「喧嘩両生類」
(けんかりょうせいるい)

〈解説〉
 永きに渡るこの死闘のきっかけが何であったかなど、二匹にとってもはやどうでも良いことだった。
「姿形は変わったが、ひょっとして彼は、幼き頃いつもいっしょに池で遊んだあのイーちゃんではなかろうか」
 朦朧とする意識の中、カエルの湿った脳髄に、死闘中には場違いなほのあたたかい感情とともにひとつの疑惑が去来する。
 その刹那、イモリパンチが炸裂した。

ネタ/はまさき氏
画・解説/高木亮(きりえや)


〈追記〉

 友人宅でネタ出し会議中出された一首。こちらの思いつかない面白いネタを出されると、うれしいけどくやしい。だからこちらの領分の画と解説によりをかける。結果合作の札の方が傑作になったりします。(「」とかね)




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