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2007.10.23
第二十八回

「藪から坊主」
(やぶから ぼうず)

〈解説〉
 久方ぶりの生臭がこたえたのだろうか。
 藪から現れこちらを一瞥して去った僧侶の坊主頭にひとつ、蚊に刺されの痕が見える。

画・解説/高木亮(きりえや)


〈追記〉

 寺掃除のアルバイトをしていたことがある。毎日違う寺に派遣されたので、自然いろいろなお寺のバックステージを拝見することになる。たまに庫裡の裏ですごい外車のスポーツカーや、見たことのないフサフサの外国犬に出合う。和風侘び寂びの裏にリッチで洋風なものが控えてる。そのバランスがなんだかおかしかった。




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