【新刊・書影公開】『きりえや偽本シネマ大全〜名作映画パロディの世界』書影公開されました

最終入稿も終わり(きつかった!(笑))、発売が近づいてまいりました新刊『きりえや偽本シネマ大全』。この度書影画像が解禁となりました。

カバーのイメージは「映画館」。
暗闇の中スポットライトに照らされた上映作品のポスター。けれども暗くなりすぎず、賑やかさ華やかさも散りばめて__。
なんて僕のわがままな注文を素敵な形にまとめてくださったのは前回に引き続き大森裕二さん(大森デザインオフィス)、毎度ありがとうございます。

(あまり出回ってない、帯抜きバージョンはこちら)

シリーズものなので、レイアウトはなるべく前作と共通な形でとお願いしたものの、わかりやすく違ってるのは作品数。前作は『罪と獏』の一点勝負でしたが今回は6作品となっています。
これは『罪と獏』のようなわかりやすい「シリーズ全体を象徴する一作」が今回なかった点に加え、映画って文学以上に世代や好みで響く作品が人によって違うと思うので、なるべく多くの人の目に止まるため弾はたくさん撃っておこう、そんな下心からこうなりました。
ちゃんと当たれば嬉しいなあ。

カバーにいないとお嘆きのポンチャック(タイ人)ファンの皆さん。

ちゃんとここにいます!(ほぼトンダじゃん…笑) あと本文中にはオフショットも含めたくさん出てますのでご安心を。

カバーを剥がした下にある、大森さん考案の愉快な表紙もぜひぜひご覧ください。

版元現代書館のウェブショップでも予約受付はじまりました。こちらもよろしくお願いします。

本文内コーナー「私の推し作品」アンケートにお応えくださった皆さんにお礼を用意しています。
来週ぐらいにはお伝えできると思いますので、こちらも楽しみにお待ちいただけましたら。

 

それでは、
制作初期に浮かんでた帯の文句で締めたいと思います。(脳内イケボでお願いします)

「思い出の名画が今、間違えて蘇る__。」

どうぞお楽しみに。

 

『きりえや偽本シネマ大全 名作映画パロディの世界』

発行:現代書館
四六判 244ページ
定価 2,000円+税

紹介

2021年8月刊行の『きりえや偽本大全――名作文学パロディの世界』の映画編。
『ウエストサイドストーリー』が『ウエストサイド素通り』、『カッコーの巣の上で』が『カッコーのすご腕で』等々、名作として知られる映画作品名をもじった切り絵と、そのもじりから連想される架空のあらすじをまとめた作品集。
原作ファンはもちろん、映画を少しかじった程度の人にも名作映画のおもしろさに触れてもらえる、楽しく教養を身につけたい人向けの本です。

目次

その1:邦画 1950~60年代
その2:洋画 1940~50年代
その3:洋画 1960年代
その4:洋画 1970年代
その5:邦画 1970~90年代
その6:洋画 1980年代
その7:シリーズ① イソディ・ジョーンズシリーズ
その8:英語圏以外(フランス・イタリア・香港・北欧)
その9:シリーズ② 00ヘブン・ジョージ三部作
その10:洋画 1990年代
その11:洋画 2000年~10年代

著者プロフィール

高木亮  (タカギリョウ)  (著/文

きりえ画家。1971年香川県生まれ。
大学在学中独学にてきりえ制作を開始。
のち「きりえや」を名乗る。
抒情的風景画からパロディ作品まで、多岐にわたる作品中に通底するのは「かわいくて、おかしくて、少しだけ寂しい」世界。
単著として『ねこ切り絵』『12か月のねこ切り絵』(誠文堂新光社)、『きりえや偽本大全』(現代書館)などがある他、満寿屋ノート「MONOKAKI」デザインや音楽教科書(令和2年度版・小学3年生)に作品が掲載される等、幅広く活躍中。
2008年から「偽本シリーズ」制作開始、大学図書館や書店でおこなってきた「偽本展」は20回に迫る。

※行きつけの本屋さんがある方はぜひそちらでお買い求めください。

 

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