(「新潮45 」12月号扉絵)「落日」

60rakujitu

発売中の、新潮社発行の月刊誌「新潮45」12月号の扉絵(表紙をめくった次のページ)を担当しています。
こちらの方も今回で最終回となります。

タイトルは「落日」。

屋根の上から、海に沈む夕陽を眺める野良猫一匹。
最後に切るのはどういう絵がいいか。ちょっとだけ考えました。

前編集長が偶然僕の個展を目にしたことがきっかけで始まったこの連載。
出された条件が「あなたの画調にある『かわいい』部分だけ抑えてほしい」ということのみで、あとは5年間本当に自由にやらせていただきました。
とてもありがたい反面、毎回異なる画題や構図を考える苦労もありましたが、その結果これまで僕が生み出せなかったような作品も沢山出来ました。
「けどまあ最後だからいいか。好きで得意な光景をそのまま読者の方に見てもらうので」そう思い、肩の力を抜き気味に切った絵がこれです。

立っているのはウブでまっさらな子ではなく、ある程度世の中で経験を積んだヤツというイメージだったので、ボスにご登場願いました。
背中に語ることがある、多少リアル寄りのボスです。

5年間で60枚、永らくお世話になりました。
ありがとうございました!

全体の画面を誌面でご覧いただけたら嬉しいです。

http://www.shinchosha.co.jp/shincho45/

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