06.06.24 Debut! 第1話 「史上最強のチャンピオン」 ディック・モーガン談
私はチャンピオンである。 チャンピオンは常に完璧でなくてはならない。 心、技、体、全てにおいて頂点を極めるもののみが、この栄光のベルトを腰に巻く資格を持つのだ。 よって私が最強であり、 私すなわちプロレスである。 チャンピオンである私は、 誰の挑戦も受けそして勝たねばならない。 なぜなら、 プロレスこそが最強であり、 私の敗北は、プロレスの敗北だからだ。
人はいつか老いるものであり、 私とてその例外ではない。 その時が来たら、私は潔く プロレスの名を継ぐに相応しいものに、 この座を譲ろう。 だがしかし、 今はまだその時ではない。
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